株式会社小野万 〜いかしおから一本造り150g〜
この可愛らしい丸いカップとイルカに乗った少年が目印のこの塩辛は宮城県気仙沼市の小野万さんのいか塩辛一本造りという商品です。私は年間に色々なスーパーを訪れるのですが、東日本では塩辛の中で一番目にする機会が多いのが小野万さんの塩辛です。それほど「売れるている商品」なんですね。
1976年に販売開始してから長年親しんでもらっていて、もう2年で半世紀。三陸の味といったら小野万さんの一本造りを想像する人もいるんじゃないでしょうか?地元にも愛される超ロングセラー商品です。
そしてそのまま保管できるカップがありがたいんです。塩辛の袋タイプは移し替える手間があり、ジップ付きはジップ部分に塩辛がつきベタベタになってしまうので、衛生的にもバッチリです。
一本造りとは?
一本造りというのはいかを丸ごと1本使った塩辛なんです。つまり耳、胴、足を贅沢に全て使用した食感の良い塩辛なんです。足より胴の方が刺身や珍味などに使用できるので価値が高くなります。なので胴はコストが必然的に高くなるのですが「一本丸ごといったれい!」の精神で贅沢に使用しているため、部位ごとに違う食感を楽しめて、さらにいかの旨味を味わえます。
味について
ロングセラーとなるに相違ない味わい。塩味、甘味、芳醇さ、いかの食感全てのバランスの取れた塩辛です。塩辛独特の香りとご飯にしっかり合う塩加減に力強さを感じ、その後にくる甘味と芳醇な香りがこの力強さを支えるバランス感。
そして蓋を開けるとわかるいか塩辛の固体感。塩辛って水っぽいものが多くないですか?水っぽくするといかの含有率が低くなりコストが下げられます。ですがこの塩辛は度外視した固体感が蓋を開けた瞬間に確認できます。いかをしっかり味わって欲しいと小野万さんからのメッセージを感じます。
塩辛職人との違い
以前に紹介したことのある、小野万さんの「塩辛職人」と何がどう違うのか?単純に使用しているいかの違いで味付けは一緒です。塩辛職人は(アメリカオオアカイカ:ペルー産)を使用しており、食感が柔らかいのが特徴で何よりお求めやすい価格です。一本造りは(するめいか:日本、中国、ロシア産)と(アルゼンチンマツイカ:アルゼンチン産)の食感と旨味があるいかを使用しているので食感が固めでしっかりいかの旨味を感じる塩辛で「塩辛職人」のハイグレードが「いか塩辛一本造り」となります。
どちらの商品もめちゃくちゃ売れています!そして同じパッケージで「いかこうじ漬」という商品もあって人気な商品です。類似品で人気ヒット商品を生み出すのは凄いですよね。
良いモノを届ける精神
実はパッケージが昔から変わっているです。というのは最近スーパーの売り場でもLED照明が使用されており、光が強いため色合いに多少の影響が出たそうです。
即座にLEDの光源を通さない銀色のパッケージを開発しました。時代に合わせて良いモノをお客様に届けるという精神を感じますね。
美味しい食べ方・ワンポイントアドバイス
バランスの取れた塩辛なので本当何にでも合います。私はご飯に海苔巻のようにして食べるのが好きです。チャーハンやお茶漬けにしても美味しいですよ。
今回はこの塩辛を使用してポテトサラダにしてみました。簡単な材料で手軽にできて美味しいんです!
「じゃがいもとバターと塩辛」この組み合わせって最強ですよ。じゃがいもとバターは当たり前ですが、塩辛とじゃがいもが個人的にはバター並みに相性がいいんです。北海道ではこの組み合わせで食べるに納得です。
今回は「いか塩辛のポテトサラダ」を作っていみました。じゃがいもと塩辛とバターがあればできちゃうので超簡単で激うまですよ!是非お試しください!
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