食べれば納得、いくらのトップブランド!
株式会社笹谷商店 いくら醤油漬け
今回紹介するのは北海道釧路市にある笹谷商店さんのいくら醤油漬けです。このいくら醤油はなんと年間800トン(80万kg)という数量を販売する日本を代表するトップブランのいくら醤油です!
2023年12月の販売価格が1kgあたり大体12,800円としたら掛ける80万(kg)でざっと100億円…。凄い金額ですね。こんなにも売れるにはちゃんと理由があるんです。
水揚げしたばかりの鮭を高速で輸送し、新鮮なうちにいくらへ
釧路港から近くの北海道道東の場所から水揚げされた新鮮な秋鮭を中心に「鮮度」「卵質」を重視した仕入れます。とにかくいくらは卵の鮮度と卵質(成熟度)が味を決めるのです。
秋鮭の水揚げ時期は9月から12月の期間行われ、この時期の笹谷商店さんでは秋鮭の仕入れ、輸送、いくらの生産で大忙し。高鮮度を保つためには漁獲された秋鮭の卵をどれだけ早くいくらにできるか?この勝負となってきます。良い商品を作るのために、たゆまぬ努力と情熱を感じます。
味について
私個人的な意見になってしまいますが、このいくらは誰が食べても美味しいと思うんですよね。味付けは飽きのこない「だし」の効いた醤油ベースでまさしく味わい深くなっていて誰が食べても食べやすい。そして驚かされるのは水気の少なさです。
一般的にいくらの醤油漬けは文字通り醤油に浸かっているので、水気がありスプーンでとってご飯に乗せる時には「スッ」とご飯の上にいくらが流れます。しかしこのいくら醤油漬けはスプーンに乗せてご飯の上に乗せようとするとスプーンにいくらがくっついています。下の画像のように容器の底を見てもドリップ(液体)がほぼありません。
- 味付けの液体が多ければ多いほど、原価の高い卵を使用しないで済むので安く作れる
- 卵質が悪ければ調味液で卵が破けやすくなり、自然と水っぽいいくらになる
- 液体が多いいほど、卵そのものを味わうというより調味液を味わうことになる
つまり、この商品は秋鮭の卵自体が持つ美味さを最大限に引き出し、誤魔化しなく味わえるいくら醤油なんです!どこにも妥協のないのが笹谷商店さんのいくら醤油漬けなんです。それがトップブランドとして君臨し続ける理由です。
こだわりと美味さの秘訣
こだわりの部分は先に説明した鮮度と卵質を特に重視しています。水揚げされた秋鮭はすぐに加工していくらにすることが重要で鮮度がよくなければ美味しいいくらは作れません。笹谷商店さんのいくらは釧路という立地を活かし、水揚げされた秋鮭を自社便で高速輸送して工場へ、すぐさま加工することができるので高鮮度を保ったままいくらを作ることができます。
そして卵質は味を左右する重要な部分です。産卵間近になると川で産卵する鮭は川の下にある石などから卵を守るために一粒一粒が硬くなります。本当の話ですが床に叩きつけると潰れることなくピンポン玉のように跳ね返ってきます。そんないくらは美味しいとは言えません。また成熟していない卵は加工の段階で潰れてしまったり、いくらの醍醐味であるプチプチとして食感が味わえません。
笹谷商店さんでは長年培ってきたプロによる目利きによって良い卵だけを使用して作っているので品質にブレがなく、いつ食べても美味しいいくらを届けてくれるのです。
さらに美味さの秘訣には製造過程にもあります。いくら醤油漬けの工程を端的に言うと、「卵をほぐす→液漬け(味付け)→パッキング」です。
笹谷商店さんの工程には液漬けしたいくらを」水切りし、3℃の保管庫に1日熟成させます。このことにより余分な水気がなくなり、一粒一粒際立ったいくら醤油が完成するんです。
メーカーにとってはどれだけ短い時間でどれだけ大量に作れるかがコスト削減の要因になりますが、美味しいものを作るために手間暇をかけるこだわりがリピーターやファンを掴むだと思います。
美味しい食べ方・ワンポイント
いくら醤油はまずご飯で食べたいが一番ですよね。存分にいくらを味わえるし、ご飯との相性も抜群。※笹谷商店さんのいくらはまずはそのままスプーンで一口食べてもらえると感動すると思います。
いくら醤油漬けはパスタのトッピングや魚介類との和物も合いますが今回は「いくらと鮭の親子丼」で食べていきたいと思います。鮭はスーパーで手に入る刺身用の「トラウトサーモン」または「アトランティックサーモン」を使用します。
簡単にできて絶品ですので是非お試しください!
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